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ECサイトの売り上げが2倍に!?nano・universeに学ぶユーザーエクスペリエンス改善!

今回は有名セレクトショップnano・universe(ナノ・ユニバース)の公式オンラインショップ『nano・universe library(ナノ・ユニバース ライブラリ)』についてご紹介したいと思います。というのもnano・universe、前年度比で

EC売上高が約2倍

になっているのです!(日本ネット経済新聞より

この成功には、nano・universeが展開している独自の戦略が大きく影響しているようです。

アパレル業界のEC事業への参入が著しい今日ですが、差別化が難しく、検索に限界があるなど多くの課題を抱えています。そんな中、大きく成長を遂げているnano・universeの公式オンラインショップを参考に、アパレルECの課題に立ち向かう工夫が何なのか探していきましょう。

使用させて頂くサイト

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ナノユニバース ライブラリは、様々な経験を重ねてきた魅力的で洗練された新世代の「大人」へ向けて“The new generation adult”をコンセプトにライブラリの名のイメージ通りバラエティー豊かな商品を提案するセレクトショップです。

どんな場面でも服や物が一人歩きせず、それを持つ人の歴史こそが新時代を担っていく事を願いながら自然と都市、日本と世界など、グローバルな視野を基盤にした新世代の大人に向けた世界感を提案します。(公式サイトより引用)

nano・universe戦略の特徴

まずはnano・universeのECサイトにおける戦略を見てみましょう。

オムニチャネル化

ユーザーは店舗の他にウェブからも商品を購入するのが主流になってきました。nano・universeは、店舗は店舗、ECサイトはECサイトという風に販売方法を切り離して考えるのではなく、店舗とECサイトを連動させ、オムニチャネル化(インターネットや実店舗など、あらゆる顧客との接点を連携させて拡販すること)を目指したのです。

大きな決断として、従来使用されていたメンバーズカードを廃止してスマートフォンアプリに一本化しました。メンバーズカードの役割の他に、お気に入り商品の管理、新着ニュース、プッシュ通知でメルマガ的な役割も果たすなど様々な機能を搭載し、サービスの一元化を図っています。

また、モバイルウェブサイトでもPCのウェブサイトと同様に高いクオリティのサービスを提供しています。スマートフォンの普及に伴い、モバイルからのアクセスも非常に重要になってきている中、ECサイトへのアクセスはPC=約6割、スマートフォン=約4割とユーザーにマルチに対応できるようになっています。

明確なターゲティング

nano・universeはECサイトを「実店舗利用者」「過去の購入頻度・金額が高い顧客」「今後購入が見込める顧客」「nano・universeファン」といった、いわゆるロイヤルカスタマーにターゲットを絞っています。

こうした購入意欲の高いユーザーに向けて、使いやすい、便利な、魅力的なサービスを追求したことで、nano・universeのECサイトは成長を遂げてきたのです。

では、アパレルECの一般的な課題を上げながら、nano・universeは具体的にどのような工夫をしているのかを見ていきましょう!

課題①:サイズ

実際にショップに足を運ぶのと違って、ネットショッピングでは試着ができません。普段洋服や靴を買う際も、自分の体のサイズに合っているかどうかと言うのは一番気になるところなのではないでしょうか。

実物を手に取ることのできないネットショッピングでは、「どのようにサイズ感を伝えるのか」が重要になってきます。

nano・universeの対策:『FIT YOU』

nano・universedでは、自分が実際に着用している服のサイズを登録し、商品と比較できる『FIT YOU』というサービスを導入しています。

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『FIT YOUで検索』というボタンから、自分のサイズと似たような洋服を検索することも可能です。これならば、気になる着心地やサイズ感への不安は低減されるはずです!

この機能は会員登録者限定のものですが、購入する・しないに関わらず入力すればポイントがもらえるようになっています。登録情報を増やすだけでポイント還元率が高まるようになっていて、ちょっと得した気分になります。

課題②:ショッピング体験が感じられない…

実際に店舗に行くと、接客してくれるスタッフがいて、商品の詳細やおすすめの商品など色々なアドバイスをくれますよね。しかし、ネットショッピングでは当たり前ですがスタッフはいませんし、全て自分一人で判断しなければなりません。数多くの商品の中から自分が欲しい商品を探すのは、なかなか骨が折れる作業です。

nano・universeの対策:ディスプレイのような商品表示

nano・universeは、商品の表示の仕方を変更しました。

これまでは、検索結果が表示される場合、商品がすべて同じ大きさので配置されていましたが、並び方をバラバラにしたり、おすすめ商品を大きく表示するようにして、店舗のディスプレイのようにメリハリのあるデザインにしました。

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nano・universeの対策:接客レベルの商品紹介

商品詳細ページではただ画像を表示するだけでなく、その服のポイントを画像とともに細かく記載し、店頭で接客されているかのように商品のおすすめポイントを伝えることに成功しました。

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これならば、画像だけでは伝わらない商品のポイント・良さが伝わりますね。さらに、商品に合うコーディネートも教えてくれているので、どんなものを合わせれば良いのかイメージしやすいです。

課題③:検索が大変…

何百という商品を取り扱っているサイトですから、その中から自分の欲しいものを見つけるのは非常に手間がかかります。なかなか検索が捗らずに、購入するのをやめてしまったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

nano・universeの対策:より詳細な検索機能

基本的にファッションECサイトの多くはサイズやカラーによって商品を絞り込めるようになっています。もちろんnano・universeも導入していますが、よりユーザーの求める商品に近づけるよう、「こだわり条件」という機能を設けました。これにより、素材や袖丈、柄などさまざまな条件から絞り込めるようになりました。

また、キーワード検索においても工夫が施されています。

キーワード検索はリピーターが使う傾向が強い」ことが分かっていたので、nano・universeはサイト内のキーワード検索にサジェスト機能を設置し、予測される商品を画像とともに表示するようにしました。また、予測される商品だけでなくおすすめの商品(レコメンド商品)も一緒に表示するようにし、ユーザーの購買欲を刺激します。

たとえば、「カーディガン」というキーワードをサイト内検索に入れてみると…

「カ」という一文字入れただけで予測キーワードが表示され、

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カーディガンの欄にカーソルを当てるとサジェスト商品・レコメンド商品が表示さえれます。

リピーターは、他の顧客よりも商品への興味・購買力が高いので、こういった機能は非常に有効ですね!

また、上記の機能はスマートフォンからでも同様に利用できるので、PCとスマートフォンの使用感にギャップがないこともユーザーにとっては好印象です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

nano・universeは店舗・PC・スマートフォン・アプリとそれぞれ別の媒体を用いながらも相乗効果のあるサービスを提供しています。

その根本には顧客にどのように買ってもらうか?顧客にとって便利なサービスとは何か?を考える姿勢がなくてはいけません。

特にそれはECサイトにおいて顕著で、「ロイヤルカスタマーの受け皿」としてロイヤルカスタマーを満足させられるようなサイトを目指してきました。そして、ユーザーの期待に応えることで各顧客ごとの単価・利用頻度を高め、ECサイトの売り上げを伸ばしてきたのです。

アパレルECサイトにおいて、ターゲットを絞ってみる・ECサイトの位置付けを明確にしてみるというのが打開策になるのかもしれませんね。

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