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ユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの違いと関係

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この元の記事は、ジャスティン・ミフスッドによって書かれたものです。

ウェブサイトのアクセシビリティに次いで、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」はおそらく多くの人が「ユーザビリティ」と混同しがちな言葉でしょう。

この議題は様々な専門家たちによって討論されてきましたが、主な二つの理由により、私はそれについて書く必要性を感じています。一つ目の理由は、私がこれまで見てきた記事は、違いを強調するだけで、ユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの関係を強調しそこなっていることです。二つ目の理由は、様々な記事にまばらにあるが、少数派である有効な点を見つけたことです。

この記事では、簡潔な方法で違いと関係を強調しながら、これら二つの言葉について説明いたします。

ユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの違い

ISOによる定義

ISOによるユーザビリティの定義は「特定の環境でユーザーが目標を達成する上での有効性、効率、満足度」で、ユーザーエクスペリエンスの定義は「製品、サービス、環境、施設を利用する時の全ての側面」です。

目的

ウェブサイトの点から見たユーザビリティの目的は、ウェブサイトを使いやすくすることである一方で、ユーザーエクスペリエンスの目的は、ウェブサイトを使う前、使っている最中、使った後においてユーザーをハッピーにさせることです。

質問の定義

ユーザビリティは、「ユーザーは目標を成し遂げることができるか?」という質問としてモデル化できます。一方で、ユーザーエクスペリエンスは「ユーザーはできるだけ楽しい経験をすることができたか?」という質問で表されます。

メタファーの定義

専門家は、ユーザビリティとユーザーインターフェースの対比を説明するために、科学(ユーザビリティ)と芸術(ユーザーエクスペリエンス)、高速道路(ユーザビリティ)と曲がりくねった山道(ユーザーエクスペリエンス)を比較してみました。本質的には、これら二つの言葉の比喩的な表現は、機能的でシンプルで、精神的努力を減らすのに役立つ定義に注目しています。

高速道路は近づいてくる人や車がいないため使いやすく、A地点からB地点まで高速で移動することができ、一貫した看板があるため少し学習を要します。ユーザビリティの面では高速道路はとても使いやすいが、ユーザーエクスペリエンスの面から評価するとつまらないです。それに対し、ユーザーエクスペリエンスに注目したものは極めて感情的部分を描くため、曲がりくねった山道は不便だが、風景や自然の匂い、登った時の感動から快適なユーザーエクスペリエンスを生み出します。

必要な資源

ユーザビリティは、ウェブサイトのユーザーインターフェース設計に影響を与える従業員を巻き込みます。ユーザーエクスペリエンスは、エンジニアリング、マーケティング、デザインを含む様々な部門からの従業員の集合的で調和した努力を要求します。

影響力

ユーザーエクスペリエンスはより多くの努力を要求するが、その結果より良い影響を生み出します。正確にできた時、ユーザーエクスペリエンスはユーザーとブランド間の関係性を効果的に向上させます。なぜなら、「真のユーザーエクスペリエンスは、顧客が望むものやチェックリスト機能を提供することをはるかに超える」からです。

ユーザーエフェクト上の効果

便利なユーザーインターフェースは、直観的でシンプルで、極めて学習可能です。ポジティブなユーザーエクスペリエンスをつくることを目的とするユーザーインターフェースは、ユーザーを喜ばせます。これは、ユーザーエクスペリエンスに注目したらユーザーインターフェースが不便になるという意味ではありません。それと反対に、ユーザーエクスペリエンスのプロは一般的に彼らのデザインを有効にするためにそれらをユーザビリティのプロに引き渡します。

ユーザビリティとユーザーエクスペリエンスの関係性

ユーザビリティは、ウェブサイトを使う時に目標達成に注目するだけであるため、ユーザーエクスペリエンスよりも狭い概念です。一方で、ユーザーエクスペリエンスは「提案、機能性、相互作用、システムの支援能力の結果」です。これは、ユーザーエクスペリエンスがユーザビリティはもちろん、人的要因、デザイン、人間工学、HCI、アクセシビリティ、マーケティングなどの面を含むことを意味します。ユーザーエクスペリエンスをユーティリティ、ユーザビリティ、デザイラビリティ、ブランドエクスペリエンスに細分化することで、この関係性を見ることができます。

下図は、内側の円にユーザーエクスペリエンスの最も基本的な要素があり、周りに細分化があるという関係性をよく表しています。

UX

参照

  1. International Organisation for Standardisation, 1998. ISO9241 Ergonomic, Part 11: Guidance on usability. Geneva, Switzerland.
  2. Stewart, T., 2008. Usability or user experience – what’s the difference ? [Online] Available at:http://econsultancy.com/uk/blog/2321-usability-or-user-experience-what-s-the-difference?utm_campaign=Skimlinks&utm_medium=affiliate&utm_source=cj
  3. UXgru, 2010. The Difference between Usability and User Experience [Online] Available at:http://www.uxrevisions.com/user-experience-design/the-difference-between-usability-and-user-experience/18/
  4. Spool, J., 2007. The Difference between Usability and User Experience [Online] Available at:http://www.uie.com/brainsparks/2007/03/16/the-difference-between-usability-and-user-experience/
  5. Owen, R.J., 2010. The Differences between Usability and User Experience [Online] Available at:http://www.developria.com/2010/01/the-difference-between-usabili.html
  6. Baekdal, T., 2006. The Battle Between Usability and User-Experience [Online] Available at:http://www.baekdal.com/articles/usabilty-vs-user-experience-battle
  7. Nielsen Norman Group, 2007. User Experience – Our Definition [Online] Available at:http://www.nngroup.com/about/userexperience.html

ジャスティン・ミフスッドは、ユーザーインターフェースデザイナー及び、ユーザーエクスペリエンスコンサルタントです。彼は、使いやすいウェブをつくることの大切さとその方法を伝える「Usability Geek」の編集長でもあります。

WalkMe(ウォークミー)

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